精神分析的心理療法 対象関係論 カウンセリング

あさ心理室でこころを学ぶ

心理臨床や精神分析についての学び

対象関係論を学ぶ in 東海中部精神分析セミナー 体験記

ビオンの精神分析 中期 対象関係論を学ぶ第7回

ビオンの精神分析理論中期・・・クラインからの飛翔 クラインの分析を受けたビオン 中期のビオンは、クラインができなかったことを展開している。 特に精神分析的な体験を科学的公式に納めることを試みている。 K-rink リンクとは面接中の対象との間での情緒…

独立学派と米国の対象関係論 対象関係論を学ぶ第6回

独立学派と米国での対象関係論 イギリスでの クライン以後の正統派の流れから さらに、分派、その支流について話題となる。 独立学派といえば、ウィニコット 米国対象関係論といえば、オグデン という話はいろいろなセミナーで取り上げられてきている。 今回…

現代クライニアン イギリスで③ハーバート・ロゼンフェルド

Contemporaryクライニアン 英国でのクライン学派 ③ロゼンフェルト ハーバート・アレクサンダー・ロゼンフェルド ( Herbert Alexander Rosenfeld、1909年 - 1986年) ローゼンフェルドは、 ニュルンベルクに生まれたユダヤ人である。 医学を志し、 1935年に…

現代クライニアン イギリスで②ベティ・ジョセフ

Contemporaryクライニアン 英国でのクライン学派②ベティ・ジョセフ クラインの後継者としてシーガルに並ぶ代表的な精神分析家として ベティ・ジョセフ がいる。 シーガルが知性の人。 ジョセフは直感の人。 二人の女性は、 ほぼ同時代を生きた英国クライン派…

現代クライニアン ・イギリスで①ハンナ・シーガル

Contemporaryクライニアン 英国でのクライン学派①ハンナ・シーガル メラニークライン純系といわれる 英国精神分析協会系列のグループを 「英国クライン学派」というらしい。 代表的な人物としては、 ビオン、 シーガル、 ローゼンフエルド、 ジョセフ などが…

現代クライニアン精神分析の現在       

第5 回 Contemporary クライニアン その1 クライン学派の特徴 クライン学派って何? Grosskurthによって書かれたメラニークラインの伝記がある。 この伝記は、精神分析の史実にそっているというより、 ゴシップ記事のような本のようでだが、 彼女の娘でその…

精神分析 Early Bion母親のもの想い

第4回 ビオンの精神分析 前期 その3 REVERIE ビオンは乳児の原初的な心の動きとそれを受けとめる母親との関係をとりあげている。 乳児は 取り除きたい不快な感情を排出させる。 手足をばたつかせながら、 まるで今にも死んでしまうかのように、恐怖を外界に…

精神分析 Early Bion-精神病部分と非精神病部分

第4回 ビオンの精神分析 前期 その2 ビオンは精神病、特に統合失調症のこころがどのようになっているかをを探求した。 人のこころの中には精神病的な部分と非精神病的な部分があると考えた。 それはどのような人のこころの中にもあると考えた。 そして、精…

精神分析Early Bion-クラインからの学び

Bion 第4回 ビオンの精神分析 前期 メラニー・クラインの精神分析から、 拡張して理論を展開していった流れが紹介された。 ビオンの言葉である。 分析経験は患者の苦痛に苦しみ、持ちこたえる能力を高める。 苦痛そのものはなくなることはない。 大切な人が死…

フロイトを、受け継ぎ、そして、超える

無意識的幻想と内的対象 メラニー・クラインは自らを「フロイトの後継者」と位置づけていたようだ。 無意識的幻想という概念そのものは、既にフロイトが論じている。 フロイトは誘惑理論を撤退させて、外傷が想像上の出来事に起因する、外傷は子どもの幻想で…

メラニークラインとフロイト

第2,3回 メラニークラインの対象関係論 5月6月と、メラニークラインを中心に話が進む。 クライン派精神分析をつくった人である。 たいへんな女性である。 フロイト以上に精神分析的であるとまでいわれた、このメラニー・クライン。 いくつもの喪失を体験し…

アブラハムの躁うつ病研究

第一回イントロダクション 4.21.2019 その3 アブラハムは入院中の躁うつ病患者の治療を通して、精神分析の理論を発展させた。 彼の理論に寄れば、躁うつ病の固着点は肛門期前期と肛門期後期にあるとされた。 フロイトの理論の中でもっとの重要な時期は男根…

フロイトとアブラハム

第一回イントロダクション その2 対象関係論の源流として、 フロイトの考える「対象」とアブラハムの考え方が紹介された。 クラインの源流を辿るとまた、そこにフロイトとアブラハムがいるようにも思われる。 クラインは、その論文の中で、A.フロイトに対抗…

こころにかかわること 

第一回イントロダクション 4.21.2019 その1 東海中部精神分析セミナー第32期が4月21日に始まった。 今年は松木邦裕先生が対象関係論の講義を8回連続でお話しくださる。 あのベストセラー「対象関係論を学ぶ」の続編のような内容である。 大変楽しみである…

精神分析のおはなし

今年度も新しくなって、精神分析セミナーが始まる。 今年は対象関係論を一から基礎に戻って学び直す企画だ。 クラインに始まり、ビオンを経て、新しい現代クラインはへと展開する。 東海中部精神分析セミナー、始まり始まり。 来週日曜日4月21日がスタートで…